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ピンコロ舗装って何?(色違いのところはクリックすると写真が別画面にでます。見終わったら消して下さい)。: 英仏独語表記は一番下です。
    ピンコロ舗装って、あ、あれだなっと思う人もいるのではないでしょうか? たいがいは当りです。ヨーロッパでよく見かけると言えば、さらに確信を持たれるでしょう。まあ、この写真のような感じです。
     実はいろいろ議論があって、ピンコロ舗装というのはこのサンプル(技報堂出版「修景石材と舗装」小林恒己、多田宏行、藤田晃弘・共著より)のような、しかも大きさは9x9x9cm程度のものに限るという説もあります。したがって、この写真のようなのがピンコロ舗装にあたるかどうかは、議論のあるところです。しかし、見た感じがピンと弾けばコロがる感じですし、二丁掛けピンコロという言葉もあって、長方形のものもあるという説もあるので、これもピンコロ舗装でしょう。当然、一丁掛けというのもあって、これが普通のピンコロです。こんなのもあります。まあ、いい加減な言葉です。
     ピンコロ舗装というのは可愛いく、感じがよく出る言葉ですが、正式な名称ではありません。これが外来語でしたら、一も二もなく、学術用語にもなるのでしょうが、どうも土方さんのサイコロ賭博からきた匂いがあります(ピンが 1の目で、サイコロを二つ振って 1が二つ揃わなければ合計に相当する金を差し出し、揃った人が全部取るというものです)。というわけで正式に言うと小舗石舗装(しょうほせきほそう) ということになります。先ほどのサンプルのような、やや不整形な感じがピンコロらしいピンコロなのですが、これが四角四面に形が整ってしまうと、小舗石といった方がいい感じがします。もっと大きくて平たいのは当然、舗石ということになります。まあ、正確な定義があるわけではないので、四角四面でもピンコロといって差し支えはないと思いますが。
     1辺が30cmとか、50cmの少し大きいものは板石舗装(ばんせきほそう)ということになります。平板舗装という言い方も聞きます。平たく言うと石畳ですね。これが自然石で作ってあれば自然石平板舗装、形が不定形のものは自然石乱張舗装、普通は鉄平石が使われます。コンクリート平板舗装は1辺が30cmの正方形で、厚さが5cmくらいのコンクリートの板を並べたます。下に5〜10cmの切込砂利と砂の層を設けて落ち着かせます。
     これらの一般名称はブロック舗装でしょう。これらの舗装は、下に基盤としてしっかりしたコンクリート舗装とかが要ります。車の交通には適しないといった方がいいでしょう。タイル舗装は広義に言えばブロック舗装の仲間でしょうが、サイズが小さくて貼り付けるだけです。インターロッキングブロックの場合は車の交通にも耐える設計が可能ということになっています。最近、板ピンコロで検索してこのページに来た人がいましたが、平板にピンコロみたいな模様をつけたもののようです。いや、もう一つ板ピンと称されるものがあって、厚さ 2 cmくらいの 9 cm x 9 cm角の板をネットみたいないので繋いだものが出来ているようです。この厚さで 30 cm角のを作ると割れるのを防ぐのでしょう。また 10 cmの厚さは値段が高いというわけか、半ピンコロなどというのも作られています。
     このページにリンクしてきたサイトの中に高齢化問題に関してピンコロ願望というのが出てきました。ピンピン元気で暮らしていて、ある日コロリと死にたいという願望だそうです。これも学術用語にはなりそうにはありませんが。
    ピンコロ舗装、小舗石舗装、舗石舗装 stone pavement, setts(英) pavage PflasterDecke, Steinpflasterung
    板石舗装、平板舗装 flag stone pavement dallage Plattenbelag
    ブロック舗装 block pavement, revêtement en briques, Blockpflaster
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