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 佐藤渡辺のホームページを見に来た人に、舗装の話ばかりでは退屈だろうと、日本の祭りとか、外国の人に興味のありそうなことを紹介していたのですが、研究所のさる女性から何が書いてあるのか見たいとの仰せがあり、美女の言うことには一も二もない私は、逆に和訳することになりました。外国のひとにこんな感じで紹介しているのだな、と見てください。

ひな祭りは、若い女の子の成長と幸せを祈る日です。たいていの女の子のいる家では、ひな人形の飾り付けをして、桃の花のお供えをします。 ひな祭りは、また、桃の節句・セックとも呼ばれます。
 hinaというのは古い言葉で人形を意味し、"matsuri"はお祭りを意味します。 モモは桃のことで、 セックは、お祭りを意味する別の言葉です。

ついでに、ひな祭りの由来について
 元来、三月三日は古代中国・漢の時代(BC 200 - AC 220)には「女の子に邪気が襲う悪日」だったのだそうです。で、その邪気をはらうために上巳節という行事が行われていました。これは老幼男女が盛装して、川のある郊外に出て、川に入って身を清めて、あとは遊び戯れるということだったようです。水はまだ冷たいはずですが、そういうことになっています。この日は若い男女が親しむ機会も提供していたようです。
 今のひな祭りとのつながりは何なのか? 実は川で身を清めるときに、卵と棗(ナツメ)を流して、それをすくい取ると子宝が授かるということがあり、それが後に文人たちが酒を盛った酒杯を流して、流れ着いたところにいた人は詩を詠むか、さもなければ罰として酒を呑むといった優雅な曲水の宴とかいう遊びに変わり、それが平安時代に日本に渡ってくると紙で作った人形を流すようになり、それがいつしか江戸時代だと思いますが、今の姿のひな祭りになったということです。
 なぜ人形を流すようになったのか、この変化が唐突ですが、もともと、宮中に「ひいな遊び」という紙人形で遊ぶ習慣があって、この紙人形を流して災厄の身代わりにさせたということのようです。

 ここに、このお祭りに供えたひな人形をいくつか、お見せします。

ひな人形の完全なセット: 一番上に座っているのが天皇と皇后陛下、その下の段には宮廷に仕える官女達が立っています。 三段目では五人のミュージシャンが演奏しています。五人囃子・ゴニンバヤシですね。下の二段には、こうした人たちに食事をだすときの食器のミニチュアです。 *1
ミニのセットです。宮廷もついています。内裏びな・ダイリビナといいますけど。:二人の武者が宮廷の人たちを守っています。右側には桃の花が供えられています。 *2
 このページを見て、オーストラリアの人がsmall setを買いたいとメールが来て、人形屋さんのホームページを紹介しました。目をまわさないようにと、注意書きをつけて値段の見方も教えました。その後、近所の何でも中古屋さん、コンピュータの部品もありますが、そこで人形一つ二百円で売っているのを見つけて、オーストラリアの人に、人形は買いましたか? こんなのがありましたよ、知らせましたが、ちゃんと買って飾ってあるそうです。
 天皇陛下と皇后陛下です。皇后陛下は十二単・ジュウニヒトエを着ています。

 

 どうして、ひな祭りは国民祝日ではないのでしょう? もともと男の子の祭りの方は子供の日として国民祝日になっているのに。いつの日か、女の子の祭りも国民祝日になるかもしれません。*3


*1,*2,*3: ここで、お見せしているひな飾りは、田中本家博物館・豪商の館の収集品です。長野県須坂にあります。いまでは、この豪商の館でもホームページがあります。外国の人には残念ですが、今のところは日本語だけです。もし、英語でご覧になりたければ、フリーで翻訳してくれるサイトが、sangenjaya.arc.net.my/index-e.html Arcnet Translation Pageにあります。そこへ行ったら、web translationをクリックして"http://www.tanakahonke.org/"を書くか、コピーペーストして、translate above pageをクリックします。すると、ナビゲーションもちゃんとできます。 最近、確認したら、このサイトはnot foundになりました。代わりに下のサイトをご紹介します。
www.teletranslator.com:8120。残念ながら、これもリンク切れになりました。(04/Feb/24)
残念なことにメニューは全部、絵になっていて翻訳できません。でも、ほかのページはちゃんと翻訳できます。翻訳の出来もまあまあです。そこで、ヒナの本当の意味が赤ちゃんの小鳥とか、ヒヨコだということを知ることになるでしょう。 ひな人形という呼び名は小鳥の可愛さ、からも来ているようです。
 それから、NTT長野のホームページでは田中本家博物館の展示のページがあります。そこへ行くと、もっと、美しい写真があります。下のURLです。
http://www.nagano.isp.ntt-east.co.jp/wnn-c/museum/tanaka/tenji-old/tenji3/tenji.html(リンク切れ)
  ところで、インドからメールが来てインドには "Navaratri"という祭りがあって、時期も由来も違いますが、主として女性の祭りでやはり、人形を段に飾るのだそうです。日本のひな祭りも紹介したいということで、絵の使用の承認を、という内容でした。田中本家博物館にお願いして、再承認してもらいました。そこでは、このページで使っている絵が使われています。ちゃんと田中本家博物館のご厚意により、とあります。 Navaratriを紹介しているページはほかにも http://library.thinkquest.org/11719/vasishtfiles/navaratri.htmlとか、http://www.britannica.co.in/spotlights/navratri/us_index.htmにもあります。
 HinaMaturiについて、もっと、http://www.geocities.com/mindysensei/hina.htmlに行くと、このページもですが、いくつかのリンクがあります。 それから、もう一つ、 http://www.nar-tomigaoka-h.ed.jp/inter-u/hina/hina-m/welcome.htmもあります。
 また、一つ、面白いサイトがあります。ドイツの女性でHeike Andrea Groteという人のサイトがあります。彼女は日本のモンチッチの大ファンで、モンチッチのひな祭りというページを作っています。彼女から、このページの文言を借りたいということで、承諾したのですが、いくつかのサイトから情報を集めてあり、最もくわしいサイトになっています。
 さらに、もう一つ、草野家のひな人形も一見の価値があります。壮大なものです。
 けしからぬサイトの紹介です。このページの英語版がそっくり盗まれました。どうも、オカマさんのホームページのようで、抗議して逆ギレされてもこわいので放置しています。下のサイトです。もう消えたようです。
http://www.geocities.com/p_point_shinjuku/hinamatsuri.html