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2000年度・AAPT・アスファルト舗装技術目次へ
技術セッション 13

Investigation of the Black Rock Issue for Recycled Asphalt Mixtures

再生アスファルト混合物の再生骨材は単なる黒い石なのかの調査

H.R. Soleymani, Rebecca McDaniel, M. Abdelrahman

 SUPERPAVEの設計に回収アスファルト混合物を導入するためのNCHRP 9-12の共同研究の一環として、RAP:再生骨材を加熱アスファルト混合物に加えたときに、単なる黒い石として振る舞うのかを調査が行われた。もし、RAPが黒い石として働くのであれば、現在、再生アスファルト混合物の配合設計で用いられている、付着しているアスファルトを勘定に入れるための混合チャートは使えないことになる。加えて、SUPERPAVEの材料選定および混合物設計の導入にあたっては、RAPを含むアスファルト混合物の特性をSUPERPAVEのパラメータと関連づける必要がある。
 本研究では三種類の硬さの違うRAPと、二種類の新規のバインダを用い、二種類のRAP混合比率を試した。RAPに含まれる旧いバインダと新規のバインダとの相互作用について可能性のある三種類の相互作用を考慮して、三種類の混合物を試した。一つは新旧のバインダを合算するもの、一つは現行の混合チャートを用いて旧バインダを割り引くもの、もう一つはRAPを単なる黒い石として扱うものである。これら三種類の混合物を比較するために、SUPERPAVEせん断試験機:SSTを用いて、高さ一定繰り返しせん断試験、単純せん断試験および周波数スウィープ試験を行った。
 結果は、RAPの添加率、10%では、これら三種類の混合物には有意の差はなかった。しかし、RAPの添加率、40%では現行の方法による混合物は、黒い石として扱ったものよりも、新旧のバインダを合算したものの方により近かった。統計分析でもほとんどの実験ケースについて、この観察結果が確認された。