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ピンコロ舗装、玉石舗装、板石舗装技術の見直し(TRL NEWS June 1999より)

 1990年代に入ってピンコロ舗装(setts)、玉石舗装(cobbles)、板石舗装(flagstones)などの伝統的な道路舗装が、都市各地で美観に優れた舗装として盛んになっています。これらの天然石材による舗装は非常に耐久性があり、交通緩和計画(calming scheme, 騒音抑制とは違うでしょう。歩車共存道路といったものかと思います。)などで効果的に用いられており、再利用の可能性も高いものです。スコットランドでは年間20〜30億円が天然石材を用いたこれらの優れた街路景観形成の仕事に費やされています。
 しかしながら、近年の交通の増加、車両重量の増加、車両構造の変化などがあいまって、道路舗装にかかる力が大きくなってきています。関係筋によると、天然石材を表面に使用した道路に重交通の進入を許すと、急速に破損がおこる危険性があるとされています。
 舗石舗装の敷き並べなどに付随する伝統的な熟練技能や知恵はアスファルト道路の導入とともに失われてきています。このような熟練技能は、世代から世代へ口伝で伝えられてきており、文書になった情報はほとんどないという状況です。現在、かなりの仕様書および設置技術が存在しますが、天然石材を用いる舗装に関しての統一の基準はないのが実状です。
 公開競争入札により、イギリス道路研究所(TRL)とHeriot Watt 大学が研究の主要部分と試験計画を行うことになりました。この研究の目的は、天然石材を道路舗装に用いる場合の顧客の信頼を回復することにあります。この業務はスコットランド輸送学会(SCOTS:Society of Chief Officers of Transportation in Scotland)がスコットランドの企業、スコットランド政府、財団などと組んで財政支援するものです。
 1999年3月から、現存する知識に関する情報をイギリスおよびヨーロッパのものと対比しています。最初の報告は試験の計画の提案になると思われます。この研究は、2000年の11月に、天然石材の使用に関して、石材の切り出しから、天然石材舗装の設計、仕様、建設および維持など、あらゆる局面を網羅する、実施ガイドブックを作成により完成することになります。

 この研究に関しての質問のためのe-mailアドレスも示されていますので下記に記します。

enquiries@trl.co.uk

担当はMichael McHaleという人です。TRLは本当に民間化したのですね。ドメイン名が.co.になっています。公開競争入札で仕事をとってくるようです。建設省の土木研究所もそういうことになるのでしょうか?