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ラトビア(Latvia) .lv

首都 リガ (90 万) (Riga)
国際電話番号 +371

 バルト海沿岸の国。 公式名 ラトヴィア共和国。国土面積 64,589 km2。人口 2,270,700人(2007推定)。 1918-40 年は独立共和国でしたが、 1940-91 年の間はソ連邦構成共和国 (the Latvian SSR)でした。ラトヴィア人 52%, ロシア人 34%。言語: Latvian (公用語), Russian. 宗教: カトリック (東部), ルター派 (西部), ロシア正教。通貨: lat。
 国名の由来は古ノルマン語の lav 「低地」に由来するという説と、ドイツ語のレットランド Lettland「砂の国」とする説とがあるそうですが、今ひとつ納得いきません。英語版のWikipediaによると、リトアニアと同じく、ラトゥバ川 Latubaに由来すると考えられている、としています。ワシントンのラトビア大使館から歴史関係のリンクをたどると、ラトビアは古代にバルト人として知られていた人々が住み着いていて、9世紀にはバイキングなどの支配を受けましたが、長く、ここを支配していたのはドイツの何とか騎士団とか教団とかいう戦闘的な教団で、この地域をキリスト教化して、18世紀まで来て、今度は列強による分割で、ポーランドとスウェーデンのものになりました。18世紀末にはロシアのものとなり、ロシア革命に乗じて独立しましたが、1940年にはソビエト連邦に組み入れられました。結局、独立を回復したのはソ連の雪解けとよばれる崩壊を受けて1991年のことです。
 首都のリガの名称の由来を求めてこのページがヒットしたようですが、wikipediaによると、かつてこの地域のダウガバ川 Daugavaとリゼーネ川 Ridzene川の合流点近くにフィンランド系のリボニア人 Livonianが住んでいたそうですが、このリゼーネ川は、その前にはリーガ川 Rigaと呼ばれていたということで、これに由来するだろうということです。今は存在しませんが、リガ湖と呼ばれる自然の港があったそうです。日本語版ではラトビア人はリーガと発音するんだそうです。
 こうして、周囲の大国にもまれてきた、ラトビアですが、国旗は13世紀にさかのぼるようです。由来については諸説あって、かなりこじつけが行われた形跡があります。ドイツの支配を受ける前はエストニアと戦っていたようで、その際の戦った時の城の旗が赤白赤だったというのと、負傷した指導者を寝かせた布が、血に染まって背中の下だけが白のままになり、それを旗として押し立てたというもの。決死の戦いを挑むにあたって生け贄の羊の血に布を浸して、手に持ったところが白く残ったのを旗として押し立てて、敵をうち破ったとか、かなりの物語風もあります。確かに血糊の色に近い色合いの旗です。紋章は比較的、新しいもののようですが、ちょっと派手なので示しておきました。
 ラトビアの文化に関しては、佐納康治というの大学の先生の旅行記があるので紹介しておきます。コンピュータとか情報の教授のようですが、世界中、旅をされています。
 ラトビアの祭りではリガ Rigaで行われるリゴ Ligo: 夏至の祭りが有名なようです。外国の祭りのサイトは画像をほとんどサービスしないので様子がよく分かりませんが、民族衣装を着て頭には花と木の葉(男女の別、名前で木の種類が違うようです。Janiという男だったら樫の葉っぱらしいです。)のリースをつけて、6月23日から二日間にわたって火を焚いて歌い踊ります。奇妙なのは6月24日の夜すぎて6月25日になるころ、美しいシダの花が咲くという伝説です。でもって若いカップルがシダの花を探して森の奥に分け入り、静かに?眠ると翌日はみんなの注目の的になるようです。(シダに花が咲くと思いますか? 隠花植物というくらいで少なくとも目に見える花は咲かないはずでしょう。)シダの花を見つけた者には富と幸福が訪れるとか、シダの花を見つけた恋人たちは永遠に結ばれ、幸せになれる、鳥と動物の言葉を含める、さまざまな言語が話せるようになるといったことになっています。この祭りはエストニアでも共通してあるもので、リガが有名というだけのようです。エストニアではヤーニパエヴと呼ばれるようです。
 一つだけ画像を見つけました。


http://blog.abstractclass.net/PermaLink,guid,03e623a3-8630-4a76-a6e2-d73d6749295c.aspxより

ヨーロッパの地図 (番号で表示してありますので、右上の表を見てください。)
↓ラトビアの地図